無職という生き方– category –
働かない選択、金のこと、社会からの距離感
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誰にも見られていないのに、着替える
今日は誰にも会わない。連絡の予定もないし、SNSの通知も朝から一度も鳴っていない。カーテン越しの光が部屋にじわじわと入り込んで、時計の針はゆっくり午後を指し始めている。買い物は昨日の夜に済ませた。食べるものも飲み物もある。だから、出かける理... -
コンビニのレジ越しに見た社会
部屋の中にいると、社会がどこか遠い場所のように思える。朝の通勤ラッシュを見ない。昼の会議にも関わらない。夕方の定時上がりの時間には、たいてい布団の中でスマホをいじっている。時間が溶けていく。カーテンを通した光の角度が変わるたび、誰かの1日... -
月曜日がただの平日になって
「今日からまた1週間」とか、言わなくなった。曜日の区別が曖昧になるほど、焦りは減っていく。かわりに、何かが擦り減っていく。
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