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期待されるのが、昔はうれしかった

期待されるのが、昔はうれしかった。
目をかけてもらえることが誇らしくて、自分には価値があるんだって、勝手に思ってた。
小さな役割を与えられるたびに、「ちゃんとやらなきゃ」って少し背伸びして、
その緊張感さえも、なぜか心地よかった。

でも、今は違う。
「期待」という言葉に押しつぶされそうになる。
応えられなかったらどうしよう、とか、
がっかりさせたら自分がもっと嫌いになりそうだ、とか。

成長って、強くなることじゃなくて、怖さを知ってしまうことかもしれない。
だから、期待されない場所にいる今は、少しだけ気が楽だ。
誰も何も言わないから、何も背負わなくていい。

だけど、完全な自由って、完全な孤独でもある。
誰にも必要とされていないような気がして、
頼られもしないし、声もかけられないまま、日が暮れていく。

本当は、どこかでまた誰かに期待されたい。
ちょっと面倒で、少し怖いけど、それでもやっぱり、人との関わりを欲しがってる。

自分のことなのに、自分でもよくわからない。
ただ、誰かの「がんばれ」が、優しく聞こえる日がまた来るといいなと思ってる。

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